
最近「目立たずに矯正できる」「取り外し可能で衛生的」などの理由から、マウスピース矯正を選ばれる方が増えています。実は、このマウスピース矯正中こそ“お口のケア習慣”で大きな差がつく時期です。
正しいケアができていないと、歯並びは整っても「虫歯や歯周病が増えてしまった」「歯の色が悪くなった」という残念な結果になることも少なくありません。
この記事では、マウスピース矯正中に歯を守り、きれいな仕上がりにつなげるためのケア習慣について、わかりやすく解説します。
目次
なぜマウスピース矯正中は虫歯リスクが高まるのか?

マウスピース矯正は、1日20時間以上マウスピースを装着するのが基本です。この「長時間の装着」が、実は虫歯リスクを高める原因になります。主な理由は以下の3つです。
- マウスピース内が唾液の流れにくい環境になる
- 歯の表面に汚れや糖分が残りやすい
- 少しの磨き残しでも密閉状態で細菌が増殖しやすい
特に「外したあとすぐに歯みがきせず、また装着してしまう」という習慣は要注意です。この積み重ねが、矯正終了後の虫歯・歯の変色につながります。
矯正中に差がつく!基本のケア習慣5つ

① マウスピース装着前の歯みがきは“必須”

食後は、必ず歯を磨いてからマウスピースを装着しましょう。「軽くうがいだけ」はNGです。特に意識したいポイントは、虫歯になりやすい歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、奥歯の噛み合わせ面です。時間がない場合でも、最低限のブラッシングをしてから装着することが、歯を守る大きな分かれ道になります。
② フロス・歯間ブラシを習慣にする

歯ブラシだけで落とせる汚れは、全体の約6割程度といわれています。少しの磨き残しでも密閉状態で細菌が増殖しやすいマウスピース矯正中は特に、歯と歯の間のケアが重要です。1日1回、夜のフロスと歯並びに応じて歯間ブラシも併用することが大切です。これだけで虫歯リスクは大きく下げられます。
③ マウスピース自体の清掃も忘れない

意外と見落とされがちなのが、マウスピースのケアです。マウスピースにも細菌や汚れは付着します。基本は、外したら流水+専用ブラシでやさしく洗って、必要に応じてマウスピース専用の洗浄剤も使用しましょう。熱湯や歯みがき粉でのゴシゴシ洗いは、変形や傷の原因になるため避けましょう。
④ 水分補給は「水」が基本

矯正中に多いのが、「マウスピースをつけたまま甘い飲み物を飲んでしまう」ケースです。糖分を含む飲み物を口にしたまま装着すると、虫歯リスクは一気に上がります。マウスピース装着中は、基本は水かお茶のみと覚えておきましょう。
⑤ 定期的な歯科チェックを欠かさない

セルフケアだけでは、どうしても限界があります。矯正中は、歯の状態のチェックやクリーニングを定期的に受けることで、お口のトラブルを未然に防げます。「問題が起きてから」ではなく、起きる前に防ぐことが大切です。
マウスピース矯正中の食事の注意点

◎食事の際はマウスピースを外す
食事中は、必ずマウスピースを外すようにしましょう。マウスピースを装着したまま食事をすると、マウスピースが変形したり、割れたりしてしまう原因となります。それだけでなく、マウスピースの着色や食べ物のカスがマウスピースと歯の間に入り込み、虫歯や歯周病の原因にもなります。
◎「ダラダラ食べ」は避ける
マウスピース矯正中に最もNGなのが、少量を何度も食べるダラダラ食べです。その理由は、食べるたびにマウスピースを外す必要があり、1日の装着時間が短くなってしまうためです。さらに、すぐに磨かず再装着した場合は、密閉状態で虫歯リスクが急上昇してしまいます。間食は時間を決めて、短時間で済ませるようにしましょう。
◎硬い食べ物は極力控える
矯正中の歯が動いている時期は、普段より歯がデリケートです。氷や硬焼きせんべい、フランスパン・バゲットなどの硬い食べ物は、歯や顎に過度な負担がかかり、治療中の歯の動きを妨げる可能性があります。出来るだけ控えるか、一口サイズに小さく切ってから奥歯でゆっくり噛むようにしましょう。
日頃のケア習慣が仕上がりの美しさを左右する

マウスピース矯正のゴールは、「歯並びが整うこと」だけではありません。
- 虫歯のない健康な歯
- 自然で美しい歯の色
- 長く維持できる口元
これらすべてを手に入れてこそ、本当の成功といえます。同じマウスピース矯正でも、ケアを意識した人と、そうでない人では、数年後に大きな差が出ます。
まとめ|今日からできる一歩が未来の歯を守る

マウスピース矯正中のケアは、特別に難しいことではありません。
大切なのは、「食後は必ず歯を磨く」「毎日の歯間ケア」「マウスピースも清潔に保つ」この習慣を当たり前に続けることです。
もし「今のケアで大丈夫かな?」「磨き残しが心配」という方は、一度歯科医院でチェックを受けてみることをおすすめします。矯正中のケア習慣が、あなたの歯を10年、20年先まで守ってくれます。今日からできる一歩を、ぜひ大切にしていきましょう。
多賀歯科の矯正ページ▷▶︎▷こちら
- HP:https://www.taga-shika.com
- 電話:072-961-0005
- LINE公式アカウントはこちら
記事監修 Dr.多賀 俊仁
