ホワイトニング前に知っておきたい!エアーポリッシングで効果を最大化する方法

「ホワイトニングをしたのに思ったほど白くならなかった…」
そんな経験はありませんか?実は、ホワイトニングの効果を最大限に引き出すためには事前のクリーニングが重要です。その中でも特におすすめなのが、エアーポリッシングというクリーニング方法です。

エアーポリッシングを活用することで、ホワイトニング効果を高めるだけでなく、着色汚れの予防や口腔環境の改善も期待できます。本記事では、エアーポリッシングのメリットやホワイトニングとの相乗効果、エアーポリッシングのよくある疑問について詳しく解説します。

エアーポリッシングとは?

エアーポリッシングに使用する機器「コンビタッチ」

エアーポリッシングとは、超微細なパウダー粒子と水、空気を吹き付けて歯の表面や隙間の汚れを除去するクリーニング技術です。特に、コーヒー・紅茶・ワイン・タバコなどによる着色汚れ(ステイン)や、バイオフィルム(細菌の膜)を効果的に除去できるため、歯をツルツルに仕上げることができます。

▷エアーポリッシングについて詳しくは、「エアーポリッシングは歯と歯茎にとっても優しいクリーニング」という記事で紹介しています。

ホワイトニング前の施術で効果を最大化できる

エアーポリッシングは、従来のクリーニングでは落としきれない細かい部分の汚れまでしっかり落とすことができます。特にホワイトニング前に施術することで、薬剤がムラなく浸透しやすくなるため、効果を最大化できるのがポイントです。また、虫歯や歯周病の原因となる細菌の塊「バイオフィルム」を除去することもできるため、虫歯や歯周病の予防にも効果的です。

ホワイトニング前にエアーポリッシングをするメリット

1.汚れを落としてホワイトニング効果を高める

ホワイトニングは、歯の表面の着色や汚れが残っていると薬剤の浸透が妨げられ、効果が半減することがあります。エアーポリッシングで汚れをしっかり落とすことで、ホワイトニング剤が歯の内部まで均一に浸透しやすくなり、ムラのない自然な白さを実現できます。

2.仕上がりが長持ちする

エアーポリッシングで歯の表面をツルツルにすることで、新しい着色汚れがつきにくくなります。その結果、ホワイトニング後の白さを長持ちさせる効果も期待できます。施術直後は、歯の周りに本来あるはずの「唾液による自然保護膜(ペクリル)」がない状態です。再生されるまでの2~3時間程度は、お茶やコーヒーといった着色しやすい飲料を口にしないよう気を付けましょう。

3.歯のダメージを最小限に抑える

エアーポリッシングは、歯や歯茎に器具を直接当てず、微粒子パウダーと水、空気の力で汚れを除去できるため、歯や歯ぐきを傷つけることがありません。そのため、歯に優しく、安全にホワイトニング前の準備ができます。

エアーポリッシングよくある質問と注意点

エアーポリッシング後すぐにホワイトニングはできる?

基本的には可能ですが、エアーポリッシング後の歯の表面は一時的に滑らかになっているため、ホワイトニング薬剤の浸透を考えると1日~数日空けたほうがより効果的とされています。

痛みはある?

エアーポリッシングは、基本的に痛みはありません。ただし、歯茎や舌に当たるとチクチクと痛みを感じる方や、知覚過敏の方は痛みを感じる場合があります

エアーポリッシングだけでも歯は白くなる?

エアーポリッシングは、クリーニングでは落とせないレベルの着色汚れ、タバコのヤニ、コーヒーによるステイン汚れに効果を発揮し、歯本来の白さを取り戻すことができます。しかし、歯を白くする効果はないため歯の本来の色以上には白くなりません。本来の歯よりさらに白くしたい場合は、ホワイトニングとの併用が必要です。

エアーポリッシングが適応できない場合もある

呼吸器疾患がある方やナトリウム制限がある方などはエアーポリッシングが受けられないケースもあります。持病をお持ちの方やアレルギーがある場合は、事前のカウンセリング時に相談しましょう。

  • 重度の呼吸器疾患(気管支炎喘息)
  • アレルギー体質
  • 腎臓疾患
  • 心臓疾患
  • 妊娠中または授乳中
  • 放射線治療中
  • 口内炎がある・・・など

3ヶ月に1度のメンテナンスで効果をさらに最大化

ホワイトニング前はもちろん、ホワイトニング後にエアーポリッシングを受けることで、ステインの蓄積を防ぎ、白さをキープしやすくなります。特に、コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレーなどの色の濃い飲食物をよく摂る方は、定期的にエアーポリッシングを受けるのがおすすめです。ホワイトニング後の白さを長持ちさせるために、3か月に1回のメンテナンスでエアーポリッシングでのケアをオススメします。

まとめ

エアーポリッシングは痛みが少なく、歯に優しいクリーニング方法です。ホワイトニング前にエアーポリッシングを行うことで、薬剤の浸透をスムーズにし、ムラのない白さを実現できます。また、歯の表面をツルツルにすることで、新しい着色汚れがつきにくくなるため、ホワイトニング後のケアにも最適です。

「ホワイトニングをするなら、まずはエアーポリッシングでお口をリセット!」事前ケアをしっかり行い、より美しく白い歯を目指しましょう。

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記事監修 Dr.多賀 俊仁
多賀歯科医院
院長 多賀 俊仁

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